【依頼内容】
自動車販売店、負債総額23億円 従業員90名の会社です。
■法人破産の原因
リコール事件に伴う自動車販売不振。
【手続きの方針、結果】
■破産申立までに行なったこと
・大口取引先本社での事業停止に伴う措置にかかる交渉
・従業員解雇時の立会、補足説明
・4店舗あった店舗の各保全措置の立会、残務処理業務の指示
・リース物件引き揚げ処理
・バックオーダー処理
・離職票の発行、その他労働契約終了時の事務処理に関するアドバイス、指示
・メインバンク等に対する事情説明・対応
・子会社の処理
・各種契約関係の処理
等を行いました。
■破産申立て後の流れ
申立前に裁判所に事前相談を行い、申立当日に開始決定がなされ、、管財人に速やかに引継ぎとなりました。
なお、会社の、租税債権、従業員の労働債権が多額であったことから、留保型にて開始決定となりました。
■その他(尽力した点など)
労働者側と経営陣側の対立が激しく、従業員の皆様の協力を得つつ、申立準備を整えなければなりませんでした。
また、この業種特有の問題として、自動車メーカーのブランド戦略との調整を図りながら、
清算作業に従事しなければならかったことや、
自動車のバックオーダーが多数あり、
ユーザーとの契約関係処理に一定程度の時間を要することになったこと等がありました。