紛争の内容
A社は、埼玉県で長年印刷業をしていた会社ですが、コロナをきっかけに注文が減り、売上も安定せず、借入金の返済ができないということで破産を検討していました。
交渉・調停・訴訟等の経過
ご依頼をいただき、まずは残った資金の配分を考えました。
従業員への未払い給与、工場の明け渡し、車両や機械の売却等、極力まっさらな状態にして破産を申立てました。
本事例の結末
ほとんどやることがない状態で申立てをしたので、管財予納金は20万円ですみました。
財産もほとんどなかったので、第一回集会で異時廃止となりました。
本事例に学ぶこと
会社の破産は、急ぎでなければ、事前にどれほど整理ができるかがポイントです。
弁護士 申 景秀